鉢底ネットを使った短縮ダイポールアンテナ

linear_loading

ビニル線で作ったダイポールアンテナを短縮型にするには、穴を開けたアクリル板の小片にビニル線を通してリニア・ローディングとして保持したり、水道用塩ビパイプにビニル線を巻きつけてローディングコイルにする手法が知られています。しかし、どちらも加工の手間が面倒だったり、規模の割に重くなったりする欠点があります。

それらの問題点を解決するものとして「園芸用鉢底ネット」を使ったリニアローディング・ダイポールアンテナを製作しました。鉢底ネットとは、植木鉢の底の穴から土が流出するのを防ぐために入れる、3〜4mmメッシュのプラスチック製の網で、DIY店などで入手できます。

作り方は、鉢底ネットを適当な大きさに切ったものにビニル線を通してダイポールアンテナを作るだけです。ビニル線としてインターホンコード(0.3mm2、0.16×16芯)を使いました。ACコード(0.75mm2)ではギリギリ穴に通る程度なので、長い線を通すのは難しいかもしれません。ビニル線が抜けないように穴を2回ずつ通します。

リニアローディングにすると、フルサイズのダイポールアンテナと比較して線長が長くなります(定量的なデータはありませんが、経験的に20〜30%増だと思います)。そのため線長に十分な余裕を持たせておき、切り詰めて調整します。

このアンテナは、短縮コイルを用いたダイポールアンテナと比較して、次の利点があります。

鉢底ネットは、「ぎぼしダイポール」(”ぎぼし端子”でエレメントを切り離し可能にして、複数のバンドで使い分けできるダイポールアンテナ)の中継部分にも応用できます。プラスチック板などを切ったり穴を開けたりする手間が省けます。エレメントの先端付近に数個のぎぼし端子を狭い間隔で取り付けて、長さの微調整を行うことも容易です。

(2016年12月2日追記)鉢底ネットをプラチェーンに変更しました。

gibosi

このページの内容に関するご質問、ご意見等を歓迎します。
・−−− −−− ・・−−− ・− ・・・ −−・−
清水祐樹 JO2ASQ(

作成日 2006年2月23日

[JO2ASQ]