スモールループアンテナ

一般に使われているスモールループアンテナ(マグネチックループアンテナ)は、給電部分に整合用の小さなループを付けた形状が多く使われているようです。しかし、この方法では共振状態のインピーダンスを調整できないという欠点があり、SWRを思うように下げられない場合があります。コンデンサでタップを取るなど、強制的にインピーダンスを整合する方法は考えられますが、調整は難しくなります。

そこで、ヘアピン・マッチで整合を試みたところ、HFのハイバンドからローバンドまでSWR=1.1以下が実現でき、調整が簡単にできましたので紹介します。

small loop antenna

形状は、アルミの平棒(幅15mm厚さ2mm)を使って右図のような形に組んだものです。バリコン(高耐圧のもの)の容量を変えると3.5MHz(帯域は5KHz程度)〜24MHzまで使用可能でした。給電点は大型のワニグチクリップなどで挟み、位置を調整可能にすると良いです。ローバンドでは給電点をバリコン側(ヘアピンを長くする側)に移動した方がSWRを下げやすくなります。

給電には必ずフロートバランを使用して下さい。使用しないと同軸ケーブルに電波が乗り、感電などの危険性があります。10Wでもバリコンにホコリがたまると放電することがあるので、高出力では絶縁に十分注意してください。

10MHz以上ではモービルホイップなどと同じ程度の性能のように感じました。木造家屋の室内からでも運用可能です。7MHzや3.5MHzでは、信号の強い局を呼んで何とかQSOが成立したという感じでした。



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清水 祐樹 (

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